起業についてのリスクの考え方
起業は人生を賭けてやるものだ、
という考え方があります。
もちろんこれは、
正しいと言える部分もあります。
しかし、
今の時代はさまざまな起業のやり方があり、
インターネットを活用することで、
リスクを取らずして、起業をすることも簡単になってきました。
むしろ、
起業をするなら独立しなくてはならず、
会社員のような安定的な収入を一度捨てなくてはならない、
ということすらありません。
今の時代は、
リモートワークも流行り、
自宅にいながら、空いた時間で新たな仕事を作ることも
簡単になりました。
ようするに、
会社員のような安定的な収入を、
失うことすらなく、新しい事業を作ることができます。
もっと言えば、
事業すら作らなくても、
収入アップをすることも難しくはありません。
というのは、
会社員をしながらでも空いた時間で収入アップができるような
サービスや商品を「貸してくれる」と言う会社も、
今は、いくらでもあるからです。
リスクはお金だけではない
起業のリスクは、お金だ、
と考えている人は多いと思います。
確かに、
事業によっては社長が借り入れをし、
個人保証をしないとスタートできないものもあります。
しかし、
例えば1000万円の新たな収入を作りたいというなら、
借入すらする必要もないと思います。
もちろん、
1000万円を稼ぐために起業をするというのは目先の話で、
稼いだ後に、本来であれば借り入れをしなくてはならない部分に、
借り入れなしで投資をすればいいという意味もあります。
例えば、年収500万円で、
それなりに定時で終われる仕事をしているのであれば、
定時の後、夜の時間や、
土日祝日を使って、新しい仕事にチャレンジをする、
ということは、当たり前に考えても良いことです。
ただ、
ここで考えてみて欲しいリスクがあります。
それは、お金のリスクだけではなく、
時間のリスクや精神のリスクです。
起業することによるリスクは、
時間を失ったり、精神を失ったりすることもある、
ということなのです。
実際に、
起業をすることで時間を失い、
大切な人たちと別れてしまうケースもあるし、
それによって健康を失うケースも多いです。
ただでさえ、
今の日本は給料が上がらない国ですから、
物価もあがっていることを踏まえると、
現状維持をすることも、
簡単ではありません。
これは、精神衛生上も含めて、ということです。
まとめ
リスクは最初に想定しておくことです。
とくに、最大のリスクを想定し、
それが借りに到来したとしても、成り立つようにしておくことです。
それは、
借金をして家計を崩壊させるリスクだけではなく、
時間や精神を失い、
今までのような生活を維持できなくなるリスクもある、
ということです。
ではどうすべきかというと、
リスクはリスクで取らないとなりませんが、
最悪の場合でも、今とほぼ同等の生活や、多少生活の質が落ちる程度で、
カバーできるかどうかを想定して、
その上で、
リスクの限られたチャレンジをしてほしい、
ということです。
多くの場合、人生は何度もチャレンジできますが、
再起不能の失敗をすると、
それも不可能になります。
お金の面での再起不能以外にも、
精神的にも再起不能にならないような形を確認し、
その上で、積極的にチャレンジするのが良いと思います。
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